ニトリのシステムキッチンの工事費です

ニトリのシステムキッチンには別途工事費がかかります

ニトリのホームページやカタログの価格は本体価格である場合がほとんどで、システムキッチンを設置するための総額ではありません。

ニトリのシステムキッチンでリフォームするためには別途工事費がしっかりとかかるのです。

今回は実際に設置するための工事費がどのくらいかかるのか、自身の経験も踏まえて書いていこうと思います。

ニトリのシステムキッチンの工事費はいくらなのか

これはこのブログ執筆時の情報です。情報は変化する可能性がありますから最新の情報はニトリさんのホームページや店頭をご確認ください。

まずニトリではシステムキッチンを設置するための基本工事費というものが設定されています。

今あるキッチンを取り外して捨てたり、新しいシステムキッチンを取り付けたり配管をしたりと、一般的な取り外しと取り付け工事がここに含まれます。

その工事費がこのサイト執筆時点でのニトリさんのサイトには以下のように記述されています。

「～」が付いているのは若干気になりますが、単純に提示されている基本工事費と配送料を合計すると合計が276,500円となります。

「じゃあニトリのBSライトプランを選んだとしたら本体価格が249,000円だから、合わせて525,500円でシステムキッチンのリフォームが完了するのか。」

と思ってしまいますが、現実にはこの金額では済まない事が多いようです。

私がリフォームした当時ニトリの人に言われたのは「キッチンの状況はご家庭によって異なりますから、何だかんだで一般的には工事費が平均35万円程度かかりますね。」ということでした。

システムキッチンの工事費には何が含まれているのか

一口にシステムキッチンの工事費と言っても、その中には様々なものが含まれています。例えば一般的には以下のようなものです。

• 解体、取り外し：リフォームの場合、現在の古いシステムキッチンを取り外す必要があります。そのための費用です。
• 組み立て、取り付け：新しいシステムキッチンを組み立てて取り付けるための費用です。
• 配管：水道やガス管の配管にかかる費用です。これはしっかりとやっていただかないと事故の元になってしまいますね。
• 電気工事：食洗機やレンジフードは電気で動きますので、電気工事も必要です。
• 養生：家の中を傷つけないように、壁や家具を保護します。
• 管理費：工事の管理をするための費用です。

これは例なので、他にも細かい工事が必要になるとその分費用は増していきます。
例えばうちの場合、食洗機は外付けにしたのですがそのために水栓を一つ付け足す必要がありました。それだけで50,000円くらいかかっています。
業者によりますが、うちのリフォーム工事では述べ6人位の人たちが作業していました。配管や電気は専門の人が来ていたのかもしれません。
作業内容や稼働人数を考えると、20万円以上の工事費がかかることも納得できます。

ニトリのシステムキッチンの工事費は相場と比較して高いのか

ニトリで設定されているシステムキッチンの工事費用249,000円からというのは高いのでしょうか？

「システムキッチン　工事費」「システムキッチン　取り付け」などで検索すると広告含めて業者のホームページがたくさん出てきますので、工事費の相場を把握することができます。

それを見ていくと安いところで20万円くらいからで、35万円程度のところもありました。いくつかのサイトと比較したところでは、ニトリが設定しているシステムキッチンの工事費は相場の真ん中あたりにあると考えられます。つまり最安ではありませんが高いわけでもないのです。

ちなみにこれはどこで工事をしていただいても同じはずですが、現地調査無しに金額は確定しません。仮にどこかの業者のホームページに20万円と書いてあっても、設置場所によって費用が変動することは覚えておいてください。

ニトリのシステムキッチンの工事費を出来るだけ安くするには

せっかく本体価格の安いニトリのシステムキッチンを購入するなら、工事費も安く済ませてリフォーム総額を安くしたいとお考えの方も多いと思います。

交渉して工事費を安くしてもらえるか

ニトリで指定された業者と交渉をして基本工事費用を安くする、つまり値切ることを考える方もいるかも知れませんが、これはほぼできないと思ったほうが良いです。

基本工事費は取り決められた最低価格ですから、それよりも下げてもらえることは無いでしょう。これは実際に見積もりを依頼したときの体験とその時の雰囲気からも感じました。

ニトリ指定の業者に工事を依頼するのであれば、基本工事費よりも高くなることはあっても下がることは無いと思っていたほうが無難です。

工事の業者を自分で手配する

私はこの方法が一番現実的に工事費を下げられる手段ではないかと思っています。

私が購入した当時、ニトリのシステムキッチンは工事を依頼できる業者が決まっていて工事費が安いところを自分で探すことはできませんでした。

現在ニトリさんはシステムキッチン単体での販売も行っているようですから、ご自身で工事費の安い業者を探してお願いすることが可能です。

例えば先述したようにインターネットでリフォーム業者を探してみる、ご近所のリフォーム業者や工務店に問い合わせをしてみる、お知り合いの業者に相談してみると言ったことができるのです。

そうしてニトリ指定の業者の工事費よりも安く工事してくれそうなところを見つけられれば、キッチンリフォームの総額を下げることが可能なのです。

ただし、キッチンには水回りやガスがありますから、しっかりとした技術を持った業者さんに依頼することが重要です。業者にはよく話を聞き、単純な価格の安さだけで選ばないように注意しましょう。

DIYで設置する

一番お金をかけずにニトリのシステムキッチンを設置するのであれば自分自身で設置する、つまりDIYすることです。

DIYでニトリのシステムキッチンを設置したというブログもありますので、不可能なことではないのでしょう。しかしこれは相当難易度の高い話です。本棚やベッドを自分で組み立てるのとはわけが違います。

実際に工事を目の当たりにして思いましたが、システムキッチンのリフォームはとても大掛かりです。扱う物が大きく重いですし、取り外したものの廃棄も大変です。

繰り返しになってしまいますがキッチンにはガス、電気、水道という事故のもとになる要素が含まれています。これらを安全かつ的確に工事する技術も必要なのです。

よほど腕に自信のあるDIYの達人ならばできるのかもしれませんが、工事費を節約したいがために安易にDIYで設置することは避けたほうが良いのではないでしょうか。

昔は現地調査にお金がかかっていたというお話

今はニトリに工事費見積もりのための現地調査を依頼しても無料のようです。しかし昔は1,000円の現地調査費を支払って工事をする業者さんに家まで来てもらい、具体的な工事費の見積もりを出してもらう必要がありました。

「なんで1,000円なんて少額をわざわざ取るんだろう」と思ったこともありますが、ここを無料にしてしまうと「とりあえず見積もり取ろう」という人たちが増えすぎて、指定された業者がパンクしてしまったのかもしれません。

あとは「せっかく1,000円払った見積もりを無駄にしたくない」という心理が働いて契約しやすくなるのでしょうか。私はそこまで思いませんでしたが。

ちなみにこの1,000円は工事費に充填されるわけではありませんでした。契約してもしなくても、工事費とは全くの別物として見積もりに来た業者に支払うものでした。

どうして今は現地調査が無料なのか？個人的な考えですがニトリのシステムキッチンを設置できる業者がどこでも良くなり、無料にして依頼が多くなっても見積もりのための人手不足にはならないからかもしれませんね。

また、競合の格安システムキッチンも多数販売されている中で、とにかく見積もり依頼件数を増やしていきたいのかもしれません。総合リフォームに幅を広げたのも理由にあるかも。

まとめ：システムキッチンの基本工事費はあくまでも目安であることをお忘れなく

ニトリのシステムキッチンの工事費には単純な組み立てや取り付けだけではなく、配管や電気など様々な費用が含まれています。
それらを合計した金額が基本工事費として249,000円（税込）なのです。
この金額はシステムキッチンリフォームの工事費用としてはほぼ標準的な金額です。20万円から35万円くらいが業界相場のようなので、特別安くはありませんが高額なわけでもありません。

ただし、とても重要なのがこの基本工事費はあくまでも目安、最低金額であるという点です。
実際工事にかかる費用は設置場所によってそれぞれ異なります。
追加で工事が必要だったり、パーツが必要になるケースも珍しくありません。
まずはニトリに無料の現地調査を依頼し、工事費の総額がいくらになるかを把握してからリフォームの話を勧めていくようにしましょう。

次回は私の家で実際の工事費の見積もりがどんな風に行われたのか、見積もり当日のことを書いてみようと思います。