ニトリのシステムキッチンの品質を評価する その3

前回ではニトリのシステムキッチンの清潔感やお手入れのしやすさについて書いてみました。

今回は品質評価の一つとしてニトリのシステムキッチンでリフォームをして10年以上使用し続けてきたユーザーから見た安全性や総合評価です。

ニトリのシステムキッチンの安全性

安全なシステムキッチンとは何か?という話もあるのですが、以下のような点が考えられるかと思います。

  • キッチンの部品が外れたりしない
  • 調理器具や食器が落下したりしない
  • 使う人がケガをするような構造ではない
  • 水漏れやガス爆発などが起きない

こういった観点から書いてみようと思います。

キッチンの部品が外れたりはしないか

安いシステムキッチンということは、いろいろなところがコストカットされて粗悪な部品が使われているのではないか?

そんな懸念を持たれる方も多いと思います。

だからニトリのシステムキッチンはパーツが外れたり、なにか落下したりするのではないか?

そういった懸念は杞憂です。

パーツが外れたり、落下してきたりといったことは10年以上使用していても起きません。

正しく設置が行われていれば部品が外れるようなことはありませんのでご安心ください。

逆に正しく設置されていなければこの限りではないでしょう。

あまり信用のない業者さんに依頼する場合や、自分でDIYで設置するような場合には注意が必要です。

調理器具や食器が落下したりしないか

調理器具の落下が起きるとしたら収納からでしょうか。

この点は少し懸念が残ります。

というのは、収納の扉にはストッパーのようなものが付いていないからです。

普段は何ら問題がないのですが、大地震が来たような場合は中の物が飛び出してくるといった心配があります。

これに対してはご自身でストッパーを購入して取り付けるか、滑り止めシートを敷くなどして対策したほうが良いと思います。

ちなみに我が家は東日本大震災のときに震度5強を経験したのですが、キッチンの扉は開かず、中の物も飛び出しませんでした。

でも震度7だってあり得ますし、揺れ方も場所によって異なるでしょうから、心配な方は対策をしておいたほうが良いかもしれませんね。

使う人がケガをするような構造ではないか

キッチンでケガをすると言うと包丁で指を切ったり、コンロでやけどをしたりでしょうか。

システムキッチンそのものでケガをするというのはなかなか聞かないですよね。

強いて言えば引き出しに指を挟むとか。

少なくとも、ニトリのシステムキッチンであることが理由でケガをするような構造にはなっていません。

長年使っていますが、家族全員キッチンのせいでケガをしたと言ったことは一度もありませんから。

子供も小学生くらいになると色々と自分でやろうとしますが、キッチンの構造そのものでケガをしそうには見えません。

水漏れやガス爆発などが起きないか

これはもう設置の問題や過度に耐用年数を超えた場合に起きる状況ではないでしょうか。

だからこそ、特にガスコンロ周りは資格を持った人による設置が義務付けられているわけです。

水周りにしても設置が正しく行われていれば水漏れが発生することはありません。

正しく設置がされていればこういった事故が起きることはないでしょうから、取り付けは信用できる業者に依頼されることをおすすめ致します。

ニトリのシステムキッチンの総合評価

様々な観点からニトリのシステムキッチンを評価させていただきました。

また、10年以上使用してきたユーザーとしても考えてみました。

一人のユーザーとしては、ニトリのシステムキッチンは非常にコストパフォマンスが良いと評価させていただきます。

TOTOやクリナップといったメーカーよりも格段に低価格でありながら、安心安全に、長く使用できるシステムキッチンなのですから十分に購入する価値があるといえるでしょう。

オプションを付けなければですが、基本機能はとてもシンプルなのでかえって壊れにくく、お手入れもしやすいのだと思います。

低価格に抑えるためには外国製のパーツもきっと多く使われているでしょう。

ですがそれで特に耐久性や安全性が低いといった事象に会ったことはありません。

また、コンロや水栓などはリンナイやLIXILといった一流メーカーのものですから、その点は安心感が高いです。

お金に制限がない方や、一流メーカー物しか信じないという方には物足りない商品かもしれません。

でも、ニトリのシステムキッチンを見て安っぽいなどと評価する人も今はいないでしょう。

一部の口コミを見て判断するよりは、ぜひニトリへ足を運んで実物をご覧になるのが良いと思います。

10年前に比べて機能もどんどん進化していますし、これからもキッチンリフォームの強力な選択肢であり続けるのは間違いないと思います。